洋裁と鉄道と・・・。夫婦で綴る、趣味の雑感。 ブログへのご感想、作品へのお問い合わせは yuzunoki1127@gmail.comまで。


by zakkan-daily

梅雨明けて~伝説の商社マンを思う

こちらでは?お久しぶりです。
近畿地方は梅雨明けしましたが、娘、息子に続き、私は連休中、久しぶりの熱にうなされ、妻に迷惑をかけました。
という訳で、何処にも出かけていません。
娘に至っては自分の誕生日に熱を出す顛末で何とも可愛そうなこと・・誕生会は来週に延期。

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さて、熱は下がったものの、脚と腕に激しい痛みが残り、休み明けあらためて受診すると再び抗生物質浸けに。
医師曰く、白血球がバイキンと闘っている証拠だとか。
ところがキーボードや画面タップは出来ても、いざペンを持つと手が震えてうまく文字が書けないありさま。へたり込みながら、

自分の手を見て思い出したのは・・





日商岩井 海部八郎副社長 「ダグラス・グラマン事件」の証人喚問。


良心の呵責なのか、手が痙攣し誓約書類にサインできない国会中継の映像。
(古すぎて分からないかな;)


この事件は、米国戦闘機F-4納入に関し、日商岩井(現在の双日)を経由して多額の賄賂が政界に渡ったとされるもの。ロッキード事件に並ぶ戦後の汚職事件で、大物政治家の関与が囁かれたが、起訴されたのは日商岩井関係者のみに留まった、というもの。海部副社長は外為法違反・偽証罪で起訴された。(ちなみに海部俊樹元総理と血縁関係はない)賄賂を手にした政治家まで捜査メスが入らなかったのがロッキードとの大きな違い。

法に触れることになったが、戦後日本の発展に寄与した人物に他ならない。

我が国を造船大国にみちびいたのも、ボーイング社との取引窓口になり戦後空路の発展に寄与したのも、彼を筆頭とした同社の躍進に他ならない。

そのような意味を汲んだのか、判決で裁判長は
「戦後の経済発展に総合商社が寄与し、先兵として身命を賭して努力した海部被告の功績はそれなりに評価できる」
と執行猶予の理由を説明している。


あらゆるリスクを冒してまで、わが国の発展に尽くした人物が少なからずいたことを、私たちは今日の暮らしの中で忘れてはならないと思う。


今の時代、どんな職業でも、コンプライアンスとか、個人情報、安全管理、衛生管理、とにかくウルサイ時代になった。
「保護」に引き替え、挑戦が容易ではなくなってきているのかもしれない。

それでも日本人は、青色LED、新幹線、自動改札機、ハイブリッド車、インスタントコーヒー、CD・・
次々と新しいものを生み出している。


海部氏の語録に、

「商売なんて、お客さんが喜んでくれることだけをすればええんやから」

というものがある。これがいちばん難しいこと。

〇〇が喜ぶ、△△のためになる・・それが飛躍する契機なのかもしれない。

弱っている場合ではなく、自分も明日から励む次第。
何せ、現業プラスアルファですから(^^)

海部八郎氏に関する本がある。図書館で探してみようかと思う。
様々なエピソードを調べると、普通のサラリーマンでは考えられないほど頭が切れる、型破りだったらしい。

http://item.rakuten.co.jp/bookfan/bk-4754101251?scid=af_pc_etc&sc2id=342095244


最後に、もうひとつのエピソード。
起訴後、都内に海部名義で秘密のマンション1室があることが判明した。
証拠物件を隠匿する愛人の住居か?いざ捜査員が現場に踏み込むと、そこにあったのは・・




床一杯に敷き詰められた鉄道模型だった。


ハードな日々の息抜き、安らぎの場所だったと思われる。

そういえば似たような場所をお持ちの経営者の方を複数存じ上げております。
我が国の製造、流通、運輸等にひび邁進されているからこそ。


by zakkan-daily | 2016-07-19 19:41 | 雑感