♪ジオラマは 夜汽車に乗って 嫁いでゆくの〜
「はしだのりひことクライマックス」風に(懐)
久しぶりの旅レポートでぇございます。
友人が主催する貸切列車に乗車してきました。
行先は東京。両国駅に9月8日 9:15集合
7日夜、自宅から少し北上。
なぜか佐用からスーパーいなば10号に乗車。岡山へ弓を引いて出発です。
岡山から寝台特急サンライズ出雲号で上京します。しかし、大雨で1時間以上の遅れ…
結局、日付が変わり95分遅れで到着。
先着の瀬戸号と慌ただしく連結。
車内は両国発の貸切列車に参加する方が10数名。さながら同窓会の様相となりました。まあ、このままの遅延で進めばなんとかなるかと。
姫路乗車組を迎え、床についたのは2時くらいでしょうか。
目が醒めると、掛川市付近を160分遅れて走行中。予定がなければ乗り続けますが、このままでは集合時刻に間に合いません。静岡から新幹線振替です。
こだま630号で上京。
東京926着。
旅慣れた方の迅速な誘導で移動。なんとか両国駅集合に間に合いました。
両国は電化前、古くは房総方面へのターミナルとして栄え、気動車が出入りしていました。その栄華を偲ぶように臨時列車用の行き止まりホームが残されています。ここから乗れるとは!
すでにお座敷電車「華」が入線し参加者は乗車中。のんびりしていられません。
知り合いの皆さんが多数。
両国 1015出発
貴重となったお座敷電車「華」6両編成に100名強の乗客。規定数の集客は大変だったと思います。
普段は旅客列車の走らない貨物線を経由したり、駅ではない信号場に停車したり、ユニークなルートで夕方まで走り続ける貸切列車。
両国→誉田→新小岩操車場→金町→南流山→鶴見→浜川崎→鶴見→品川
このうち新金線、馬橋支線、東海道貨物線、品鶴線は貨物専用の路線ですので、通常乗れることはありません。
が、、例によって私の席の周りはこうなります。基本的に「呑み鉄」
主催のIMDさん撮影「華」の掛け紙
特製弁当の中身。
ボードで記念撮影。乗客が楽しめる演出が盛りだくさんです。
ここには載せていませんが、他に数々の素敵な記念品を頂きました。
レゴブロックで「華」を作ってきた方も。
(撮影許諾済)
途中、外房線 誉田駅で30分の停車。唯一ドアが開く時間です。
皆さん駅前のスーパーマーケットで買い出し。
車内で餃子(笑)
貸切列車ならでは。
松阪ポーク餃子は美味しく、お惣菜のクオリティが高い店でした。
いつもの如く、呑んだくれて笑っているので、あまり写真がありません。
「おぅオリちゃん飲むぞ。こっち来い」
「なんや、ぎょうさん酒あるやんか」
という定番のシーンは不変です。笑
画像をお借りして様子をご紹介します。
(IMDさん撮影、掲載許諾済)
間に合わなかった両国駅入線風景。
JR千葉支社による両国駅の案内
誉田駅にて
(以下は筆者画像)
ツアーも佳境に入り、じゃんけん大会です。
記念品にジオラマ3点を提供しました。車両付き、走ります。
お持ち帰りに考慮して製作しておりますが、強制持ち帰りは罰ゲームみたいです。
ジオラマは作るもの、配るもの。
一応、貸切列車のテーマと地域にちなんでおります。
トランク鉄道(縮尺1/150)
貨物線をイメージ。廃線跡あり。
トランク鉄道(縮尺1/150)
千葉ということで、いすみ鉄道をイメージ
素麺箱の軽便鉄道。(縮尺1/80)
千葉ということで、昔の九十九里鉄道みたいなイメージ
行商人の如く、夜行列車に積んで参りました。
子供たちより…大きな子供達が嬉しそうですね。
熨斗付きです。笑
(この2点のみMさん撮影)
めでたくGETした少年が大事に抱きしめているのが印象的でした。
品川が近づいてきました。楽しく歌っているNDTさんがいます。笑
日が傾き、主催のIMDさんより挨拶の放送が入りました。
見えない部分には、いろんな苦労や気遣いがあったと思います。外は晴れているのになぜか自分の前だけ窓が曇ってきました。
楽しい時間はあっという間でした。
品川駅で解散後、居合わせた数名で中華バイキングへ。達成感みたいな疲労感と談笑、腹がはち切れそうになるまで食べます。バイキングには夢がある?
IMDさんと別れ、新潟のYさんと散策後、東京22発の寝台特急サンライズ出雲号で帰ります。
往路でご一緒したメンバーも数名同乗。
突然出発前に現れた皆さんにビックリ!
賑やかにお見送り頂きました。
横浜までお付き合い頂いたMさんと別れたあと、茅ヶ崎付近からすぐ寝てしまったようです。
気がつくと定刻に大阪でした。
サンライズを岡山で下車、スーパーいなば1号に乗り換え鳥取まで行き、智頭急行と姫新線で帰宅予定でしたが、大雨で山陰方面の列車が多数運休していることを岡山到着直前で知ります。
サンライズ出雲号はこの先も予定通り運行。鳥取方面はこのままサンライズに乗り、米子乗り換えで急遽振替に対応。
さてどうするか…
発車まであと1分…
今回は企画乗車券なので終点は鳥取。もっと乗りたいのは山々ですが。
結論は岡山下車。
判断は正解で、関西〜山陰の鉄道が全面運休になったことを後に知ります。
素直に赤穂線経由で姫路まで帰ってきました。
締めの撮り鉄…改め、鷄天えきそば。
予定より早く帰宅。旅が終わりました。
放牧から早く帰ってこいという手綱なのでしょうか⁉︎
ハプニングあり、笑いあり、感動ありの貸切列車。
余談ながら…
10年近く前、趣味のHO鉄道模型を通じてお名前を伺った方に、今回の貸切車内で初めてお会い出来るという偶然もあり、ご縁を感じました。
浜川崎駅構内の草生した線路を見ながら思いました。
貨物線は時刻表では見えない重要な線路。時には枝葉のように別れ、黙ってそれぞれ役割を担い、もう列車が来ない線路は土に還りながらも確かに使命を果たしたことを黙って教えてくれます。(←廃線跡マニア)
貸切列車の主催者は企画、JRとの交渉など、すべて今日まで目に見えない苦労があるはずです。主催者、協力の方々との連携で乗せてもらった列車。
そして、顔を合わせて話が出来ることの嬉しさ。(画面で人は判断できないよ)
呑んで食って笑って、お客さんで乗っていただけのオッサンですが、お世話になった皆様、ありがとうございました。
特別な貸切列車〜関東1都3県貨物線の旅〜(完)
長文にお付き合いありがとうございました。