車内放送
2013年 07月 04日
帰りの普通電車の車内放送で、駅到着を告げた後、
「今日も1日お疲れ様でした。気をつけてお帰りください」
という車掌の言葉を聴いた。
混雑する新快速から、空いた普通電車に乗り換えてきた乗客が一気に下車する駅での出来事だった。
沿線の通勤事情を知っていてこのような言葉を付け加えたのだろう。
その放送に、思わず顔ほころばせて見合わせる乗客もいた。
車窓は土砂降りでも晴れやかな気分になった。
鉄道のような運輸業は安全にお客さんを運ぶことが本分で、通常どおり切符を販売して乗り換えや到着案内さえすれば、お客さんは迷うことなく、電車を利用することができる。
しかし、電車は人間を運んでいるということ。
夕方には、家路につく「お疲れ様」の人たちを運んでいるということ。
「場所に届けるんじゃない、人に届けるんだ!」
という某宅配便のCMに通じるものがある。
商工農、全ての職業に共通すると思う。
実は今日、或る職員から、
「みんなプレゼン能力が足りないから身に付けてもらいたい。自分でよければ教えてあげるから時間を取ってもらえないか」
という押しつけがましい提案を電話口で聞いた。
当人にとっては自分の能力を生かして、組織を底上げしたいと考えているつもりだろうが、聞いている側は非常に気分が悪い。
そのような人間が教育・指導をしても自己満足になるだけで人は育たない。
むしろ、厳しく対峙しないと厄介なことになる。皆の前で面と向かって言わないと・・。
時に、人は自分の能力や知識の未熟さに気づかず惑わされて、謙虚さを忘れてしまうことがある。
それは趣味の世界でも同じ。
例えば私が、人の作品にいちいち「パッとしない鉄道写真だ」とか「荒削りで観察できてないジオラマだ」等と言ったらイヤな気分になるでしょ?
そんな1日の帰りに聞いた車内放送。
私はこの車掌さんのような、お仕着せではない真心のサービスを提供することが出来るだろうか。
「今日も1日お疲れ様でした。気をつけてお帰りください」
という車掌の言葉を聴いた。
混雑する新快速から、空いた普通電車に乗り換えてきた乗客が一気に下車する駅での出来事だった。
沿線の通勤事情を知っていてこのような言葉を付け加えたのだろう。
その放送に、思わず顔ほころばせて見合わせる乗客もいた。
車窓は土砂降りでも晴れやかな気分になった。
鉄道のような運輸業は安全にお客さんを運ぶことが本分で、通常どおり切符を販売して乗り換えや到着案内さえすれば、お客さんは迷うことなく、電車を利用することができる。
しかし、電車は人間を運んでいるということ。
夕方には、家路につく「お疲れ様」の人たちを運んでいるということ。
「場所に届けるんじゃない、人に届けるんだ!」
という某宅配便のCMに通じるものがある。
商工農、全ての職業に共通すると思う。
実は今日、或る職員から、
「みんなプレゼン能力が足りないから身に付けてもらいたい。自分でよければ教えてあげるから時間を取ってもらえないか」
という押しつけがましい提案を電話口で聞いた。
当人にとっては自分の能力を生かして、組織を底上げしたいと考えているつもりだろうが、聞いている側は非常に気分が悪い。
そのような人間が教育・指導をしても自己満足になるだけで人は育たない。
むしろ、厳しく対峙しないと厄介なことになる。皆の前で面と向かって言わないと・・。
時に、人は自分の能力や知識の未熟さに気づかず惑わされて、謙虚さを忘れてしまうことがある。
それは趣味の世界でも同じ。
例えば私が、人の作品にいちいち「パッとしない鉄道写真だ」とか「荒削りで観察できてないジオラマだ」等と言ったらイヤな気分になるでしょ?
そんな1日の帰りに聞いた車内放送。
私はこの車掌さんのような、お仕着せではない真心のサービスを提供することが出来るだろうか。
by zakkan-daily
| 2013-07-04 22:19
| 雑感